海外ゴルフ紀行・イギリス編      (藤沢市ゴルフ協会元会員 K.Y 記)

                                
                       英国へのゴルフ旅は今回で3度目になります。

                    1回目は、エディンバラ郊外ダンディの、18ホールゴルフ場付きのコテージに滞在し、自炊しながらそこで
                    毎日練習ラウンドをし、セントアンドリューズ、カ―ヌスティ、ブレアガウリィでのゴルフを楽しみました。

                    2回目は、ロンドン郊外に滞在し、近隣のゴルフ場数ヶ所でプレーを楽しみ、うち1回はイングランドリンクス
                    コースの名門ロイヤルセントジョ―ジズで。フェアウェイの小高い丘の中腹にある大きなバンカーとドーバー
                    海峡の白い断崖がとても印象的でした。
  
                                 
                    今回はロンドンの友人の誘いで、その知人のスコットランド人を訪ねがてら、High Landでのゴルフを当初
                    計画してましたが、ある本(山口信吾氏著・人本経済新聞社)でアメリカ人のゴルフ好きジャーナリストが
                    「残りの人生、たった一ヶ所だけでのプレーが許されるとすれば、それはマクリハニッシュだ」との記述がし、
                    あるのを思い出し、スコットランドの地図を見てみると、くだんのスコットランド人のいる島、マル島から
                    4〜5時間でいける範囲だったのです!

                    マクリハニッシュへ。 私たちは、5月末にロンドンに向け出発しました。

                


                   ロンドンでは郊外の友人宅に滞在し、彼のホームコースで3回プレーした後、いよいよスコットランドに向け、
                    車で出発しました。 途中グラスゴー近郊の農家宿で一泊し、翌日マル島にフェリーで渡りました。
                   島の桟橋には、キルトを着て正装した友人の知人が迎えに来ており、2時間程、島の景勝地を案内してくれました。
                    マル島は人口3,000人位だそうです。

                   彼の家に3泊させてもらい、2日間は、隣のケルト的キリスト教の聖地アイオ―ナ島でプレーしました。
                    1886年に最初9ホールが作られたというこのゴルフ場は、海岸沿いにあります。白、黄、紫色の小さな花が咲き
                    ほこる、まき場の花園といった風ぜいのゴルフ場で、誰でもプレーでき、プレー代はなし、コースは全長
                    4,673ヤード、18ホール、パー66、スコアーカードは島の小さな郵便局で手に入れます。どのホールも、
                    スタート地点に石があり、コースの地図を頼りに1打目を打つと、2打目の方向は再びスコアカードの地図と
                       首っぴきで探さねばなりません。

                   フェアウェイ、グリーンの区別もなく、ピンは50cm位の杭か鉄の棒で、強風のせいか半分ほど旗はついていません。
                    牛と羊がそこかしこで草をはんでおり、まことに牧歌的で、ゴルフはこうして始まったのかと思いました。
                    もちろん手押しカートもなく、自分でバッグをかつぐ為、クラブは3本のみにしました。
                    毎年8月には、アイオナオープンが開催されるとの事です。
                       
アイオナゴルフコース内の羊
    3日目はマル島のクレイグニュアG.C(9ホール)でプレーしました。ゴルフ場につくと、そこには小さな小屋     があり、扉は開いているのですが、誰もいません。よく見ると、小さな看板に「プレーする人は料金をそなえ     つけの封筒に入れ、箱に入れるように」と書いてあります。料金は一日廻り放題で、15ポンドです。     ここではバッグをかついでのラウンドでした。     翌日、マル島を出発し、アーガイル地方のキンタイヤ半島の先端、ビートルズの歌で有名なキャンベルタウンの     近くにあるマクリハニッシュG.C(創立1876年。トムモリス設計、全長6,473ヤード、18ホール、パー70)     まで、海岸沿いの道をドライブして、午後2時半に到着しました。     早速プレー開始です。どこまでも連綿とこぶがフェアウェイをうずめ、海からのそよ風の中、空の青、白い雲、     海の紺とフェアウェイの若草色が白く輝き、コースを囲む岡の緑が独特の景色を作り、とても印象的です。     ラフはひざ上まであり、一度入ったら、ボールはなかなか見つかりません。
    翌日は、朝早くスタート。 前日の経験を活かし、大分スコアも改善。楽しいゴルフでした。     リンクスでのプレーは、自然の中で球と戯れる愉しさが一杯です。     その翌日は、スコットランドから600キロ余りを、12時間ドライブし、ロンドンの友人宅に戻りました。     続く4日間は4ヶ所のゴルフ場でプレーをし、今回のゴルフ旅行を終えました。 中でもデ―ムズ河畔にある     ハンプトンコートパレスG.C(別名ディアパーク)は、コース内は鹿でいっぱいです。     餌になる草を刈らない為、ラフは深い所は腰の高さまであり、メンバーでもこの時期はプレーを嫌がるそうです。                      14日間を通じて、天気に恵まれ、雨にはあいませんでした。     3回の英国でのゴルフは、友人夫妻の厚意と尽力のお蔭です。     友人夫妻とゴルフに乾杯! 完       
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